草 庵 生 活
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初めての農業体験、不安と好奇心でドキドキしながらも、遠足のように電車でおにぎりをほうばり、どんどん変り行く山や自然の景色に吸い込まれていきました。 電車を降りて、緩やかな坂道を30分ほど、夏の日差しの中たどり着いたのは、こんもりとした木に覆われた草庵。そんな中、私たちを迎えてくれたのは、シスターの笑顔と冷たい水、そしてこの畑で取れたよく冷やされた甘い小豆。 この小豆のおいしかった事! そして本当の水のおいしさ! 本物の笑顔と、自然の恵み。この時から本当の意味での高森生活とがスタートした気がします。 木の問から吹く風に、新ためて風を感じ、木に感謝し、風はおこさなくても吹くのだと… |
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その日は、そこの畑で取れた野菜で作られた食事をいただき、またそこでも、野菜の本当のおいしさ、野菜の甘さに皆感動していました、そして夕食後、今は不在ですが、押田神父様の講話のテーブを聞きました。テープから聞こえる声、時々迫力に満ち、また冗談で笑わせ、皆テープの声に引き込まれていました。人間の本来の生き方、私達の本当の心の声、大地の、自然の声を代弁しているようにも感じました。
そしていよいよ体験開始です。朝5:30起床、朝の祈り、朝食後8時から作業開始です。軍手、タオル、麦わら帽子、長靴に腕カバー等など。待っていたのは、膝下位まで成長した生き生きした稲の水田。水草と虫取り。腰をかがめ四つんばになりウーン大変・・さすがシスター、ここの人たちは早い。ヨッコイショ、ドッコイショ・・10時と3時の休憩の鐘の音が聞こえるのを腹時計と相談して待っていました。あの鐘の音の響き、そして、小川の水で冷やした冷たい茶。汗を流しくたくたに疲れたはずなのに皆とてもいい笑顔で、疲れより水の冷たさ、風の心地よさに感謝していました。また、草刈をした時は、その大地に皆でごろっと寝転びました。大の字になると本当に体全身に大地から大地のぬくもり、大地の力がつたわってきます。そして、山水が流れ出る、小泉へ散歩に行った時は、水の冷たさ、おいしさ、あまりの自然の恵みの豊かさ、すばらしさを皆言葉でなく、頭でなく、体で、心で感じた瞬問だったと思います。
食事は当番で、畑のものを収穫して作るのですが、野菜本来のおいしさを知り、収穫の楽しさを知りました。その中でもクワの実は、木いっぱいに実った実を一つ一つ取って・・甘い! 食べ物は製造、造るのではなく、実るんだ。育てるんだと。
夕の祈りの帰りに見た、オレンジに染まった夕日は本当にきれいでした。夜真っ暗の中懐中電気で帰る道、月と星がとても近く感じました。
当り前のような事、目の前にあった物、本当はもっていた力。自然のカ、大地の恵み、もっと信じて、もっと活用して、いいんじゃないかな、変えなくても、造りださなくても、慌てなくても、いい事あるんじゃないかな。そう思いました。自然って、大地って、持っている気がしました。私たちに必要なもの。もっと自然と調和して供に生きていけたら、生きていきたいと思いました。
高森草庵で生活した1週間、1日1日とても大切な日でした。あっという間というよりは、ここでの学びはあまりに大切で、たくさんあり、とても1週間では、学びきれません。供に居ればいるほど、生活すればするほど、宝箱のようにある気がします。とても貴重な、体験をありがとうございました。
高森草庵で、出会った方達、たくさん教えて、助けてくださった人たちに(犬のロクと猫のゴンタにも)、心から感謝します。
とてもたくさんの恵みと力をいただきました。(Y)